■CGアニメーション【BO-4(ボヨン)】Animation Work Information (2009年製作)    

 
 

作品について

■2009年製作/アニメーション作品  ■Time/10分24秒

監督/Artmic8neo

声の出演

ナレーション・・・鬼頭典子

BO-4(ボヨン)・・・佐川和正

C-6000(コロン)・・・粟野史浩

子供の声(友情出演)・・・吉田怜央

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■エンディング・テーマ

『青い空へ〜〜FLY AWAY』

歌/山像かおり

コーラス/渡辺美佐

作詞作曲/秋之桜子

編曲/箱崎健(NiTRO)

一度『会話』だけのファンタジーをやってみたいと思って、お話を書きました

子供の頃によくおもちゃで遊びましたね。

子供にとってそれはおもちゃ以上の存在、『友達』だったと思うんです。

大人になるにつれ、いつの間にか彼らの事を忘れてはいませんか?

彼らは今、何処にいるのですか?

ふとした瞬間、、、そう、例えば『引っ越し』の時であるとか、家具をひっくり返していると、彼らが『やあ、随分久しぶりじゃないか!』って顔を出したりしませんか?

そういう時、なんだか懐かしくなってしまって、作業の手が止まってしまう事があります(笑)。

『なんだい、こんなところにいたのかい。』

あなたはとても歯を磨くのが下手でしたね。

夕暮れの土手で、怪我をしながら一生懸命自転車に乗る練習をしましたね。

そして、同時に思い出される、そのころすごく近くにいてくれた人たち。


こう思うんです。

僕らが懐かしさを記憶しているように、彼ら(おもちゃ)もまた『思い出』を共有してるんじゃないかな?

いや、そうであってほしい。

だから彼らと対話する事は、僕らの記憶の中にいる大切な(或は、大切だった)誰かと対話する事なのかもしれない。


そりゃあ、子供のままでいたいんです、誰だって。

けど刻々と形を変え行く雲のように、我々も変わっていかなければならない。

ただ、胸を張って生きればいいのではないかな。

あの懐かしい陽気に包まれた、朧げな『思い出』を胸に抱きながら。

そんな映画です。


もうだいぶ前に制作を開始してだいぶ前にほぼあがっていましたが、完成の機会を失い続けていました。

BO-4』(ボヨン)という名は妻がつけました。

テストを見ていた妻が、アルファベットまで指定してネーミングを決めてきたので、とても広がったのを覚えています。

さあ、ボヨン、きみの出番ですよ(^▽^)。


キャスト紹介

ナレーション

鬼頭典子(きとうのりこ)

文学座。テレビアニメ『巌窟王』(エドワール役)/『機動戦士∀ (ターンA) ガンダム』(メシェー・クン役)、『千と千尋の神隠し』ほか。

BO-4(ボヨン)

佐川和正(さがわかずまさ)

文学座。映画『ストーンエイジ』/

声『太王四神記』NHK、『バードケージ』(NHK青春アドベンチャー)ほか。

C-6000(コロン)

粟野史浩(あわのふみひろ)

文学座。映画『パッチギ!LOVE & PEACE』/『鉄人28号 白昼の残月』(青年ショウタロウ役)、『真マジンガーZ』(剣鉄也役)ほか。

友情出演

吉田怜央(よしだれお)

9歳。埼玉県出身。詳細情報非公開。本作品では子供の笑い声等を担当してもらいました。

エンディングテーマ『青い空へ〜FLY AWAY〜』/うた:山像かおり

文学座所属。声優の渡辺美佐さんとともに、演劇集団『羽衣1011』を主宰。声優としても精力的に活動を展開している。主な出演作・・・『真マジンガーZ』(あしゅら男爵役)/『それいけアンパンマン』(けしごむ先生役)/『妖怪人間ベム』(ベラ役)/『Yes!プリキュア5GoGo!』(アナコンディ役)/『昆虫王者ムシキング 森の民の伝説』(リンダ役)/『ER緊急救命室』(スーザン・ルイス役)、ほか。

このプロジェクトは2008年前期にはスタートして、映像自体は同年にはほぼ完成していたものの、表に出す機会に恵まれていませんでした。

元々作者の実験から派生したプロジェクトで、1話完結ではなく、長いプロジェクトを予定しています。本第1話のみが独立した形式で、やや情感的な内容ですが、次作品以降はおバカストーリーになります。

すでに第二話の新キャラクターも完成しており、冒頭の数分の声採りまでは行っているのですが・・・

作者が現在別のプロジェクトに関わっているので、思わぬ形でまたしても頓挫しています。

第二話以降はこの調子だと2009年中頃には作業再開の予定。

でも、このコンテンツ(HP)に関しては材料が揃っているので、進化して行くでしょう。

キャラクター設定や世界観、そんなものが順次発表されて行く予定です。

ボヨンを宜しくお願いいたします。

BO-4 プロジェクト

製作裏話

◎本作品の中には、前作『Horizon』で使用したカットが3つ含まれています。実は『BO-4』の方が先に完成に近かったのですが、『Horizon』を先に完成させる事に決定し、そちらで意味深なカットが必要になったため流用したものです。ただし『Horizon』ではほとんど原型が解らないくらいまでエフェクトをかけてるカットもあります。


◎エンディングテーマは以前、別件で山像かおりさんに声を収録してもらう為に自宅に来ていただいた際、『こんなんあるよ〜』と持って来てくれたCDがあまりに気に入ったので、今回使用させていただきました。また、この歌は2007年に中目黒ウッディシアターで行われた羽衣1011第4回公演『晴れた空、どこふく風』の主題曲として制作されたものです。


◎エンディングの最後にちらりと『Elephant SANTIE』が登場します。これはRinto projectの天炎の製作による立体造形で、この立体製作と『Elephant SANTIE』アニメーションの製作を同時進行する為にRinto projectは誕生しました。現在はその活動内容は変わって来ています。天炎による『Elephant SANTIE』立体造形は下記URLからご覧いただけます。

http://elephantsantie.jougennotuki.com/rittai.html


本作品では、ロボットに戦いをさせる事をしませんでした。

いや、当初はロボットの世界、、と思って製作を始めたのですが、『おもちゃの世界』である、と設定を変更しました。

戦いをせず、冒険も無い。

では何をしたいのか?

『会話』です。

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